アトピー性皮膚炎でステロイドの塗り方 副作用の為使わない方がいい?
アトピー性皮膚炎にはステロイド剤を使うと、湿疹はすぐなくなりますよね。
でも、効きすぎて、長く使うのは怖い、副作用ってどんなのがあるんだろう?長年使ってると、よくないって聞くし、
薬を使うのをやめたら再発するのでは・・・
と言う心配、ジレンマがある方が多いのではないでしょうか。
子供さんがアトピー性皮膚炎の場合、精神的にお母さんが落ち着くと、治療に専念できますから、いいですね。
正しい塗り方を知っておくことと、副作用の正しい知識を身につけましょう。
アトピー性皮膚炎を治すステロイドの正しい塗り方は?
患部に塗る時の注意点
・塗る回数は1日に2,3回 朝、昼食後、お風呂あがり、
これは、患部の状況や痛みの具合によって変動してもいいです。
・塗る時の軟膏の量は大人の両手分の範囲を塗る時で大人の人差し指の第一関節(0.3~0.5g)までチューブを出した量です。
医者から詳しく説明があれば、当然そちらに従ってください。
これを、目安に正しく、分量を使って塗ってください。
もったいないからとか、ベトベトするからといって、量を少なくしては、いけません。
治りにくくなる原因になりますから。
・塗り方はゴシゴシとこすりつけるようにしたり、すり込むように塗ってはいけません!
湿疹の部分の皮膚は傷んでいるので、デコボコしていますから、薄くのばしたり、すり込んだりすると、出っ張っている部分に薬が着かなく、結局よくならないからです。
・ですから、軟膏は皮膚に乗せるように塗ることが大事なのです。
この時、「ベトつく!」と感じるくらいが丁度いいのです。
ステロイド剤の正しい塗る使い方
アトピー性皮膚炎は字のごとく、炎症をおこしているのです。
炎が燃えているのです。
燃えてる炎には水を大量に一気にかけて、火を消しますよね、バケツ一杯くらいでは完全に消えないですよね、
アトピーも火事と同じことだと、言われてる先生がいらっしゃいました。
かゆみや赤みが強く炎症がひどい時はまず、強いステロイド剤を使って、いっきに炎症を抑えることが必要なのです。
激しい炎症が治まったら除々に軽いステロイド剤に切り替えていくのが正しいステロイド剤の塗り方です。
これを、ステロイド剤を病院でもらって、塗ってみたら、すぐに目に見えてよくなったので、副作用など、怖くなって、使う量を少なくしたり、使うのをやめたりして、又、悪化してきたから、強いステロイド剤を塗る。
こういったことを、繰り返していると、結局、炎症をおこしている時期がいつまでも長期に続いているということになります。
この、
2.ステロイド剤を塗って、治ったらやめて、又なったら、塗って、又治ったらやめる、やめると炎症が起こる、そして、軟膏を塗る、この繰り返しの状況。
この2点のことで「皮膚が黒くなる」ということが起こるのです。
ですから、ステロイド剤はよく効くから怖い、と思って使用を途中でやめるのではなく、ひどい炎症を早く、抑えてあげよう、と思って正しく使ってくださいね。
炎症が治まったら、病院で見てもらってください。
軽いステロイド剤に変えてくれるはずですですから。
炎症は短期間で抑えるのが大事なのです。
アトピー性皮膚炎で使ったステロイドの副作用ってどんなのがあるの?
ステロイド剤の副作用ですが、先ほど、言いましたが、皮膚が黒くなる、と言うのは、正しくステロイド剤を使わないから、起こる症状です。
ですから、ステロイド剤を使うと皮膚が黒くなると言うのは間違いです。
ステロイド剤も強いものから軽いものまで何種類かあります。
この使い方を間違えると、副作用があるのも事実です。
又、皮膚の状態によっても、違いはあります。
よく、聞く副作用の種類
・皮膚の萎縮
・塗った場所が赤くなる(血管が、収縮して一時的に白くなることもある)
・色素脱失(黒くなることの反対です。)
・毛細血管が拡張する
・紫斑 (老人に起こり易い傾向があります。長期に使用すると血管壁や皮膚が弱くなって起こります。)
・皮膚が萎縮して薄くなる
(副作用の現れ易さは、部位により大きく異なります。
例えば、顔は比較的早期に現れますが、足底に現れることはまずありません。
稀にステロイド紫斑を併発することがあります。)
皮膚の感染症の悪化や誘発・慢性化 細菌(ウイルスに対する抵抗力を低下させます。ヘルペス、とびひ、カンジダなどになりやすくなる))
・塗り薬にかぶれる (非常に稀におこります。ステロイドで抑制されるので解かりにくいです。)
上記をお伝えしましたが、正しく使用していれば、ほとんど、副作用に悩むことはありません。
もし、副作用かも・・と思ったら、すぐ、病院へ行ってくださいね・
アトピー性皮膚炎 のステロイドを使わないでいいようにはなるの?
環境の変化などによって、使わなくてもいいようになる人もいます。
どんな薬もそうですが、正しい飲み方、使い方をしないと効くものも、効きません。
ステロイド剤においては、勘違いしてしまいがちですが、湿疹を治すものではないのです。
じゃぁ、何?と思いますね。
先にも、書きましたが、アトピー性皮膚炎の炎症を抑える為に使うのです。
だから、最初は強い、すぐ、傷が直るようなものを使ったりしますが、だんだん、軽いものに、変えていきます。
歯医者でも、炎症の起こっている歯ぐきがあると、炎症をまず、抑えてからでないと、虫歯の治療に取り掛かれませんよね。
だから、アトピー性皮膚炎の治療もステロイド剤だけではなく、炎症を抑えると、スキンケアも正しいやり方でしたり、保湿剤を塗っていく、という方向に出来る場合もあります。
一晩塗って手袋をはめて寝ると、朝起きて、びっくりするくらい、綺麗に治っていたという、経験があります。
この時、なんの、情報ももっていませんでしたが、この薬、怖い、と思いました。
ずっと、使い続けるものではないな・・と感じました。
それで、今思い返せば、いけない使い方をしていました。
あまりにも、痛くて、耐えれない時だけ、リンデロンを塗っていました。
でも、私は運がよかったのか、環境が変わったからか、子供の成長にともなって、水を使う量が少なくなってきたことで、気がついたら、ひどい、湿疹はなくなっていました。
ステロイド剤は結局、数回処方してもらいましたが、私の場合は、運がよかったのでしょうね。
ハンドクリームを塗ったり、水をつかったあとは、きれいに水をふきとるなどをしていって、ステロイド剤にずっと、頼ることはなくなりました。
でも、完璧に綺麗になるまでは、2,3年かかりました。
私の経験からも、そうですが、生活習慣がかったり、食生活を買えたり、することによって、ステロイド剤とのかかわりから、開放されることができます。
全員、そうなるとは言えませんが、こういったことをするうちにすこしづつ、ステロイド剤を使わなくてもいい、状態にもっていくことができます。
よほど、ひどい症状とか、体質のせいで起こってる場合以外はいつかは、ステロイド剤を使わなくていい、状態になるはずです。
短期間で使わなくていいようには出来ないので、そこは、気長にしてくださいね。
まとめ
アトピー性皮膚炎の治療はひとそれぞれ、合う合わないがありますが、病院で正しいステロイド剤を処方してもらって、正しく使ってください。
自己判断で中断してはいけません。
それにともなって、保湿やスキンケアは毎日丁寧にするように心がけましょう。
ステロイド剤を正しくつかっていれば、皮膚炎が早く治まるので、ステロイド剤は怖い、と思うのは間違いです。
長期の治療になる場合もあるでしょうが、あちこと、病院を転々とせず、信頼のおける、お医者様を見つけて、先生を信じて頑張ってくださいね。
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